法科大学院

給費制廃止違憲訴訟についての若干の感想

先日の記事が某裁判官のFBに掲載され、気づいたら10日で1万アクセス。さすがです。 修習生の頃に某裁判官のFBに掲載されたことがありました。その際もアクセスがどっと増えたので、ご紹介いただいたお礼(?)に要件事実マニュアルの宣伝をしたような記憶で…

修習にて思うこと(5)―法曹養成制度と今弁護士になるのに必要な覚悟

前のようなことばかり書いていると、貸与制含めた法曹養成制度全体のことを考えていないと言われそうなので、書いておきます。とはいえ、二年前書いたこと*1と今も意見はそう変わっていません。状況は悪い方にしか変わっていないようですので。 <法曹養成の…

法科大学院制度設計について

前の記事*1にて、自分が法科大学院の定員はどれくらいが望ましいと考えているのかというコメントをいただきましたので、その点含めて法科大学院制度について現状自分が理想と考えていることを書きます。まず、私の理想とする制度設計は、「1.法科大学院入…

司法修習生給費制打ち切りについて

修習生の給費制打ち切り=11月から貸与制―政府時事通信 8月4日(木)12時27分配信 政府は4日午前、法曹養成改革に関する関係省庁副大臣らの検討会議を法務省で開き、司法修習生に月額約20万円を支払う「給費制」を打ち切り、11月から無利子の「貸与制」に移行…

一法科大学院生として、司法修習の給費制についてコメントしてみる(貸与制の是非よりよほど深刻な問題があるだろう、と)

先に言っておくと、政治的モチベーションからすると、金をもらえるに越したことはないので、もちろん貸与じゃなくて給付にしてほしいことは言うまでもない。署名活動に協力して署名もした。しかしそれで終わりじゃ芸もないし、そこだけに拘ることに意味があ…