東大法科大学院入試レポ

昨年版:http://d.hatena.ne.jp/he_knows_my_name/20071125

時間割は去年とまったく同じですし、手続きとかも一緒なので略。
変更点は、筆記用具がボールペンになったことくらいでしょう。

一応感想もさらっと書いておく。
今年も結局時間との戦いでしたが、去年の一科目目の教訓を生かし、基本的にさっさと解いていくようにしましたし、何より論文を去年よりはるかに書きなれているということもあって、なんとか時間内で済ませられました。

第一科目は民事。まさかの賃貸借と訴訟上の和解の効力、あとは無権限者による訴訟。和解と無権限者の訴訟は全然チェックしてなかったので、その場で考えました。構成に15分ってところ。

第二科目は刑事。普通の問題。刑法は構成5分、記述に35分くらい?刑訴は構成なしでだらだら書いたのでへたくそな文章になってしまい萎えた。やはり方向性を定めてから書き始めないとな…

第三科目は法学一般(か公法。なんともいえない)。鬼ムズ。第一科目の若干ひねった問題以外は今まで割と普通の問題だったので、どうせプライバシーあたりの普通の問題だろうと思っていたら見事に期待が裏切られた。まあ書き方も何もないような問題なので、構成は方向性を決めてあとはだらだら考えながら書きました。後ろのほうは結論を定めずに見切り発車したのであまりまともなものは書けなかった…

総合的に見ると、個人的な印象としては、去年に比べて民事は同程度か若干難化、刑事は易化、公法(?)は若干難化でしょう。まあ公法は毎年難しいけど。簡単だったの見たことない。そして、こう評価してはいるものの、東大の問題は例年出題者の意図を読み取るのが難しいものが多いので、色々見落としている可能性はめちゃ高いんですが…

そんなもんか。とりあえず第三科目の設問が「裁判所にどのような救済を求められるか」だったので、行政関係を見落としている気がしてならないのですが、もう気にしないことにしますw