行政法の教材

分類…1は基本的な体系・知識をつけるための教科書、2は更に細かい学説を知るための基本書、3は演習用教材、4はその他

評価…★★★は是非買うべき一冊、★★はお好みで、★はあまりお勧めできないもの

頻度…自分が読んだ回数です。この数字が低いのは当てにならないということですw

・自分の場合
自分は行政法苦手というかちゃんとできてないのであんまりお勧めはできないですwロー入学までにもう一冊ぐらい教科書やろうかと思ってます。で、この一年でやったのは、宇賀行政法→塩野行政法→塩野行政法判例百選と照らし合わせながら読むというのと、行政法が出題されるローの過去問(東大・上智)を解いただけです。なんというか、行政法はどうしても後回しになってしまいますが、自分は行政法の感覚がつかめなかったので、ノートまで作ってやりました(がいまだよくわかってません)。とりあえず一ついえるのは、判例がとっても大切ということでしょう。百選に掲載されている判例は250個くらいありますので、全部を読む必要はないかもしれませんが、教科書に掲載されているものくらいはチェックしておくのがいいでしょう。自分は掲載判例と、その横の解説は全部チェックしました。
なお、行政組織法や地方自治法は試験自体には出ないので、試験対策という意味では不要だと思います。ただ、後者は住民訴訟の条文と要件、そして憲法泉佐野の事件で問題になった条文くらいはチェックしておきましょう。

行政法〈1〉行政法総論

行政法〈1〉行政法総論

分類:1
評価:★★
頻度:3
一般的なテキストです。霞ヶ関の机の上にもこれがあるとかないとか。
自分がこれを使った理由はただ一つ、家にあったからなんですがwどちらかというと体裁が今どきではないので、今どきのが好きな方はやめておいたほうがいいかと。また、百選改訂前のものなので、百選の番号が古いのが一番痛いです。自分は、百選の目次と照らし合わせていちいち全部書き直しました。


行政法概説〈1〉行政法総論

行政法概説〈1〉行政法総論

分類:1
評価:★★
頻度:1w
読みやすい、見やすいというのがポイントでしょう。書店で上の二冊を比べて、好みで決めればいいんじゃないかと思います。もちろんこれ以外にも藤田先生のとか色々ありますので、まあ好みでいいんじゃないでしょうかwちなみに、中央の入学までに読んでっていうリストには藤田先生の教科書が挙げられてました。
個人的には横書きより縦書きが好きというのと、あとは塩野先生のは指定教科書でもうすでに持ってたということでw塩野先生のを読みましたが。


行政判例百選 (1) (別冊ジュリスト (No.181))

行政判例百選 (1) (別冊ジュリスト (No.181))

分類:4
評価:★★★
頻度:2
上で述べたとおり、判例が重要です。自分は行政法については、学説の体系に判例を植えつけていくようなイメージで勉強しましたので、これは手放せませんでした。解説は詳しく知りたいと思ったときに読めばいいかと思いますが、判例の示した定義とかは暗記してもいいかもしれません(行政処分とか)。