商法の教材

分類…1は基本的な体系・知識をつけるための教科書、2は更に細かい学説を知るための基本書、3は演習用教材、4はその他

評価…★★★は是非買うべき一冊、★★はお好みで、★はあまりお勧めできないもの

頻度…自分が読んだ回数です。この数字が低いのは当てにならないということですw

・自分の場合
会社法は去年ゼミをとっていたこともあって、得意意識があったのですが、実際は知識があやふやだったので、結構やりました。順序としては、Sシリーズをさくっと読んだあと、江頭先生の株式会社法を通読し、後はロー過去問と急死過去問の演習で身に着けました。演習は急死の問題にいいものが多いので、それでやるのがいいでしょう。
手形法は一月くらいにさくっとやっただけで、本当に基礎しか分からないまま入試に突入してしまいましたw中央は択一で手形法があります。
商法総則は去年授業でとっていたので、それだけを取り立てて勉強することはしませんでした。試験前に総則に関連する判例を見直したくらいです。

お勧めのやり方としては、Sシリーズ→江頭会社法+百選→演習というのがいいのではないでしょうか。


商法〈1〉総則・商行為 (有斐閣Sシリーズ)

商法〈1〉総則・商行為 (有斐閣Sシリーズ)

分類:1
評価:★★★
頻度:1
Sシリーズの商法は神。著者が著名な先生方ばかりというのももちろん、文章から何から大変分かりやすいです。このテキストは、登記とか試験に出そうなポイントについての確認用として使っていたので通読はしていないのですが、いずれにせよ読みやすくて最高でした。


商法〈3〉手形・小切手 (有斐閣Sシリーズ)

商法〈3〉手形・小切手 (有斐閣Sシリーズ)

分類:1
評価:★★★
頻度:3
これは急死で論文を受けることを想定して通読しました。これもまとまっていて大変読みやすいです。ただし、記述があまりにもあっさりしているところがあるので、大事な論点を読み飛ばしてしまいそうになったりもします。内容的にはこれで足りるのではないかと勝手に思っています。


商法〈2〉会社 (有斐閣Sシリーズ)

商法〈2〉会社 (有斐閣Sシリーズ)

分類:1
評価:★★★
頻度:3
これも上二つと同じ。大変読みやすいものです。ただし、知識的にはこれだけでは足りないような気がします。試験対策の比重からしても、会社法を一番勉強しなければならないでしょうから。
Sシリーズ全てにいえることですが、論点を最後まで突き詰めて論じないところがありますので、個人的には全然満足できないし、また、それだけでは試験問題で見たことがないような論点が出てきたときに解けないと思われますので、やはりもっと厚い本で補う必要があるでしょう。


法律学講座双書 会社法 第10版

法律学講座双書 会社法 第10版

分類:1
評価:★★
頻度:2
読んだの一年以上前なのであんまり当てにならないかもしれませんが、この本は正直中途半端だと思うんですよね…簡潔にしたかったのか或いはなんなのか。まとまってはいるので、勉強した後知識を整理するにはいいのかもしれませんが、インプットという点からはSシリーズに比べて使いにくいように思います。


株式会社法 第2版

株式会社法 第2版

分類:2
評価:★★★
頻度:3
これは神。分厚いので読む気にならない・買う気にならないという方が多いかとは思いますが、だまされたと思って読んでみてください。本文の記述のまとまりっぷりはもはや魔法かと言いたくなるくらい。しかも説明が大変わかりやすい。今まで自分が読んだ基本書の中では一番読みやすかったものであるように思います。ただし、実務向けらしいので、註がやたら多く、学部レベルの勉強には不要な内容もあるので、それはさくさく飛ばして読むのがよいかと思います。
今、改訂版を買うかどうか大変悩んでいるところですw


法学教室338 (2008年11月)

法学教室338 (2008年11月)

(落合誠一・新会社法講義06年4月号〜)
分類:1
評価:★★★
頻度:2
会社法の範囲を全部扱うはずが全然終わらなかった…wというのは置いておいても、総論だけでも読むと会社法の全体図が頭の中にすっと入ってきて、会社法が大変分かりやすくなります。


会社法判例百選 (別冊ジュリスト (No.180))

会社法判例百選 (別冊ジュリスト (No.180))

分類:1
評価:★★★
頻度:4
一年位前に全部読みました。百個しかないし判旨くらい全部読みましょう。