民事訴訟法の教材
分類…1は基本的な体系・知識をつけるための教科書、2は更に細かい学説を知るための基本書、3は演習用教材、4はその他
評価…★★★は是非買うべき一冊、★★はお好みで、★はあまりお勧めできないもの
頻度…自分が読んだ回数です。この数字が低いのは当てにならないということですw
・自分の場合
Sシリーズやら小林秀之さんの本→重点講義民事訴訟法+演習って感じでした。演習は急死の問題やローの過去問も秀逸ですし、事例演習民事訴訟法(法学教室ライブラリ)が難易度は高いですがお勧めです。
民事訴訟法はおそらく七法の中で一番勉強しにくいですが、基本的な概念および手続きの流れを押さえた上で、問題に対する考え方をマスターしていくイメージで勉強するといいかと思います。
- 作者: 上原敏夫,山本和彦,池田辰夫
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2006/03
- メディア: 単行本
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評価:★★★
頻度:2
基礎となる知識を簡潔かつ必要十分に盛り込んだ秀逸なテキスト。それくらいしか書くことがない。
授業に出ているなら必要ないでしょうが。
- 作者: 小林秀之
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2007/04/01
- メディア: 単行本
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評価:★★★
頻度:2
これも最高に分かりやすいテキスト。小林先生は説明が上手です。
基本的な知識をインプットするテキストとしては最適です。デザイン的にもSシリーズよりも読みやすい気がします。
- 作者: 小林秀之
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2005/02
- メディア: 単行本
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評価:★★
頻度:1
「ケースで学ぶ」ということで、事例による知識の整理本ですが、これは使いやすいとはいいがたいです。というか、難易度が中途半端。おそらく、上の基本的な知識の整理をした上で、基本書に飛ぶ前の一冊ということなのでしょうが、難易度が中途半端なので、説明も微妙になっているように感じました。
- 作者: 高橋宏志
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2005/02
- メディア: 単行本
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評価:★★
頻度:3
一つ気をつけていただきたいのは、これはレベルの高い「論点本」であって、教科書ではないということです。ですから、詳しい教科書をお探しなら他をあたったほうがよいかと思います。また、買うよりも、図書館で借りて気になったところだけ拾い読みするというのが一番よい使い方でしょう。(自分はしましたが)なにぶん論点本ですから、全体の流れをつかむための通読には向いていませんし、処分権主義などが扱われていなかったりします。自分はこの本で民事訴訟法を学んだのですが、それがよかったかといわれると正直微妙です。もちろん実力はつきますが、通読するなら新堂民訴とかのほうがよかったかなと。
- 作者: 遠藤賢治
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2008/10/16
- メディア: 単行本
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評価:★★★(四つつけてもいいくらい!)
頻度:2
法学教室末尾で連載されている演習問題およびその解説を加筆したもののようです。著者は裁判官出身で、記述が実務的な観点からなされ(ているように思え)、大変分かりやすく、また、最初に基礎事項の整理欄があり、それを踏まえて問題の解説が始まるという親切なスタイルがとられています。民事訴訟法の実戦的な問題集はあまり知らなかったのですが、その点この問題集は様々な分野をごちゃ混ぜにした問題ばかりで大変実用的ですし、薄い割に全ての分野が網羅されているので、本当に役立ちます。ただし、難易度は結構高いので、一通り民訴の勉強がすんでからでないと解くのは無理でしょう。自分は重点講義を三周した後解きましたが、それでも結構難しかったです。