中国地方旅行(1日目・東京→鳥取→米子)

主に、鳥取、米子、安来、松江、出雲、津和野、萩、筑豊秋吉台、広島行ってきました。この時期に普通行くか?という突っ込みは十分受けたのでもう受けません。

一日目
東京を朝新幹線で出発。前日まで熱が八度くらいまで上がっていて、体調はいまいち。しかしこの日は電車移動がメインなので大丈夫だろうと勝手に決め付け、出発を決断。

姫路に12時に到着。すぐさま倉吉行きの特急に乗り換える…はずが、連れが新幹線に切符を二人分まとめて置いてくると言うファインプレー。姫路駅の駅員さんにその旨伝えたら、すぐさま新幹線の車掌さんに連絡がいき、確認してもらえた。その上で、業務連絡書みたいなものを書いていただき、それを切符代わりにつかうことに。こんなの初めて見た。

鳥取には13時半くらいに到着。そこからとりあえず昼ご飯を食べようと、鳥取北口から北東に向かって歩く…が、時間帯もあってか、駅前表通り沿いの長い商店街に全然食べるところがない。しかしこの商店街、おそらく2kmくらいあると思うのだが、シャッターが下りているところもあるものの、こんなに長い商店街が鳥取にあるとは思っていなかった。ちなみに夜はかなり人通りも多く、賑やかで、思っていた以上に鳥取は都会だった。あと、途中に自民党の石破さんの事務所が。顔写真がでかでかと貼ってあって焦ったw

この日、暑さはおそらく30度くらいだったようだが、商店街にはアーケードがあり、暑さに苦しむこともなく歩くことができた。しばらく歩いたところで目に付いた、「吾妻そば」*1という出雲蕎麦のお店に。

とりあえずこの日は風邪のせいで舌が馬鹿になっていたため、味はわからなかったのだがw、連れはうまいと言っていた。また、女将さんも地方特有の親しみやすさを持っていらっしゃる方で、気持ちよく昼ご飯をいただくことができた。

食後、自分は鳥取城に、連れは浦富海岸の遊覧船に乗るということで別れ、店の前のバス停から、城へ。鳥取城内の仁風閣にも百名城スタンプゲットのために立ち寄ったが、東郷平八郎の揮毫があったり、洋風の建物と和風の庭が意外とマッチしていたりと、なかなかのものだった。

鳥取城は、麓の近代城郭*2址の石垣が有名らしく、実際に、堀の手前から見る石垣はかなりの迫力。

しかし、その裏の久松山山頂の近代城郭址からは、鳥取市街、そして砂丘日本海まで見渡せ、まさに絶景。麓からの30分ほどの登山道は急でものすごくきついが、これを頑張る価値はある。風邪が治っていない自分は、幾度か意識が飛びそうになったが、そんな苦労も絶景の前では吹っ飛んでしまう。天気がいいと隠岐まで見渡せるんだとか。
絶景。日本海側。右手に砂丘が見える。

鳥取市街。

ちなみに久松山はこんな感じ。

山頂ズーム

こういう山城巡りをしていると、大体熊、猪、蜂、蝮、蜘蛛あたりが敵になります。山城は冬行くのが一番…熊とか出てきたら注意してもしょうがないっていうね


なお、久松山には、近代城郭のみならず、山名氏時代のものと思われる中世城郭*3址が残っており、お城好きにはたまらない。体調にもかかわらず、登ってきた道を戻らず、わざわざ遠回りして、山をぐるっと回って下山した。
久松山南部の中世城郭址と思しき遺構。この辺りには数多くの土塁と郭が広がっていた。

下山後、麓の吉川経家像や、市役所前の門を見たりして時間をつぶし、17時半のバスで砂丘へ。連れと砂丘で合流。しかし砂丘では、沈む夕日をなぜか一人で見るwそして周りのカップルに写真撮影を頼まれるwwまあ、綺麗な夕日が見られて良かったということで。

夕日を見た後はただ帰るのみ。砂丘滞在時間一時間。というのは、以前ゴビ砂漠に行ったことがあるので、正直いまいちピンとこなかったため。とりあえず砂丘は足にくるね。砂浜トレーニングとか狂気の沙汰だろ。

鳥取駅前にバスで戻り、「鳥取駅前市場」*4で夕食。海鮮丼を食す。米がおいしくなかった。刺身は味があまりわからなかったが、イカが美味かったことは理解。

ここからは鈍行で宿をとっている米子まで向かう。二時間余りの乗車中は、憲法上の権利の作法(小山剛)をだらだら読む。
米子では皆生温泉の海のすぐそばの皆生シーサイドホテル*5に泊まる。大風呂から海が見え、なかなかの湯。とはいえ、ホテルの前の砂浜は、テトラポットで守られ、自然の海が見えてきれいとかそういう感じではない。

この日は病み上がりで山道やら砂浜やらと身体を酷使したため、もうさっさと寝る。次の日は六時起き、のはずだが寝たのは日付変わってから。

*1:「吾妻そば」さんhttp://r.tabelog.com/tottori/A3101/A310101/31000260/

*2:近代城郭とは、だいたい信長の安土築城以降の石垣や天守を有するようなものを意味するものです

*3:戦国時代に築かれた、土塁土橋等を利用した土のお城です

*4:鳥取駅前市場」さんhttp://www.ekimaeichiba.net/

*5:皆生シーサイドホテルさんhttp://www.sanin.com/seaside/