人生の有限性を感じるお年頃

だいぶご無沙汰ですが、ここ二カ月は、今までの人生において一番ではないかというくらい忙しかったです(もちろん、その理由の主は遊びなんですけど)。修習に入っても、検察修習が楽しいもんで思わず残業してしまい、水木金と、三日連続で午後9時過ぎまで仕事をしていました。これは社会人からすれば別にそんなにきついわけではないでしょうが、まだまだ慣れないのでかなり疲れます。

今、手元の手帳を見てみると、
10月15日〜23日:ポーランドリトアニア、ウィーン旅行
10月25日〜11月6日:北京、上海、大連(弁護士事務所実習)
11月9日〜11日:大津(修習ガイダンス、家探し)
11月14日〜18日:台湾旅行
11月23日:引越(荷物のみ)
11月25日:大津入り
11月26、27日:掛川
11月28日〜:修習開始
となっていて、この合間にも結婚式やら人に会ったりやら家庭教師やらと、予定がつまっていて、10月15日から修習に至るまで、一日全部オフという日はなかったように思います。

で、何が言いたいかってことなんですけど、俺忙しいぜリア充じゃねこれ?っていうのをアピールしたいわけではなく、いや、それもないとは言わないけどもww、もう、やりたいことの全てをやっていいお年頃ではないのだなあということです。

司法試験終わってからは、時間がたくさんあったので、誘われたものには基本的に全部のっかりましたし、自分がちょっとでも興味のあることにはだいたい手を出してきました。その結果、ロー修了時にだいたい200万円あった貯蓄をゼロにしてしまった上、親からウン十万円借金をすることになりましたが*1、それよりも、無限にあるとも思えていた時間の方がよっぽどきついことになりました。更に、それで体調も乱れて、台湾から帰ってきてからは風邪がひどくなり、しかもそれが、引越で荷物を運び出したため段ボールを敷いて寝るという素晴らしい環境で全く治らないといった状況になったりしました。
つまり、とにかく、今後は時間をうまく使うということを強く意識しなければならない、一つには効率よく物事をこなしていくこと、もう一つには、対象を絞っていかなければならないということ。これはある意味当たり前のことですが、人生の中で、それを強く意識するお年頃になってしまったのだなあという、ある種感慨を感じている次第です。

特に、自分のように、専門性が高い分野に進むくせに、専門分野だけをやるのは嫌だという人間は、その辺をうまく意識してやらないと死ぬなと。
それを、この一年という短い修習の間も忘れず、優先順位をきちんとつけてやらないといけないなと。

もう、時間が無限のようにあると言う時期は終わってしまったんですね。

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*1:ただし、修了から8カ月分の生活費や、引越代などの支出もかなりありますけれども