一押し企画の紹介:公開シンポジウム「科学の不定性と社会〜いま、法廷では..?〜」

http://web.sci.tohoku.ac.jp/hondou/0826/index.html
原発の稼働の可否,地球温暖化への対処など,科学技術の問題は科学が答えを決めるのでしょうか.専門家の判断は絶対なのでしょうか.学校では「正解のある科学」が教えられます.しかし,先端技術の評価や環境予測など,現実社会の中で科学は正解を用意できません(科学の不定性).では,主権者たる市民,行政,そして司法は,このような本質を持つ科学,これを用いる専門家とどう向き合えば,主体的判断に活かせるのでしょうか.このシンポジウムでは「不定性」が端的に現れる法廷を例に日本の制度的問題を明らかにし,世界最先端の「コンカレント・エヴィデンス方式」(マクレラン判事),「専門知の不定性」(スターリング教授)の知見を踏まえることで,科学の不定性を直視した社会制度のあり方を議論します.


社会において発生した事件の、社会的な意味での「落としどころ」と、科学的知見による評価との間でどう折り合いをつけるべきかというのは、法廷内外を問わず非常に興味深い問題。また、法律家の卵としても、この問題には大変興味があるところ。
しかし、この問題に関わっていらっしゃる某先生の「科学と法廷はそれぞれお互いを過信し、お互いに対し過度に期待している」という言葉を思い出す。

ただ、このイベントの存在を知った時点でもう同日に予定を入れてしまっていた…午前中だけ参加というのもアレなので断念。他の法律関係の方は是非!

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