エチオピア・ケニアの旅:4.アフリカ大陸の第一印象
目が覚めて機内食を食べると、飛行機はもうアフリカ大陸の空に到達します。
エチオピア航路が最初に到達するアフリカ大陸の空は、あの失敗国家で有名なソマリアの空です。
アラビア海を渡り、ソマリアの海岸を見下ろします。ソマリアの大地は黄色く、緑が少なく、いかにも土地が豊かでないという印象でうす。ただただ、黄色い大地をぼーっと眺めます。
一方、ソマリアからしばらく山地の上を飛ぶと、エチオピアに入ります。しばらくすると、ソマリアとは一転して、緑豊かな土地が目に入ってきます。その後アディスアベバ郊外を回って思いましたが、エチオピアは本当に緑が豊かで気候が穏やかな恵まれた土地です。古くから文明が栄えたのは納得できます。一方、エリトリアを失った今となっては、地の利が相当悪いゆえか、恵まれた土地を生かし切れていない印象です。
アディスアベバ上空に至ると、3、4階建てのアパートが多数見えます。また、遠方には高層ビルも見え、さすがはAUの本部を置き、アフリカの大国たるエチオピアという印象です。
アディスアベバ上空からみる市街地。
飛行機が着陸後、タラップに出ると、周囲は空港の建物をのぞき緑広がる草原と、その向こうに見える山々。実に緑が多い国です。
ちなみに、日本語では「アディスアベバ」だが、現地人の発音は「アディスアババ」と聞こえるし、表記も「Adisababa」です。エチオピア航空機内で見られるビデオによると、「アディス」とは「新しい」という意味で、「アババ」とは「花」の意味とのことで、エチオピア帝国の皇后が命名したとのこと。美しい土地だったのでしょう。
616664