エチオピア・ケニアの旅:5.トランジットの失敗

我々は、午前8時10分にアディスアベバ空港に降り立ちました。飛行機をタラップをでおり、ターミナル行のバスに乗り込みます。


【写真:アディスアベバ空港は緑に囲まれています。】


我々は、午前9時のエチオピア航空アクスム行に乗らねばなりません。しかし、ターミナル行のバスはしばらく発車しません。

しばらくして発車したバスは、ターミナルに到着しますが、我々を含む、この便の利用者はしばらく足止めされる。どうやら、通路を他の便の利用者が通っているらしく、それが終わるまで足止めされていたようです。多少時間がタイトなので焦りますが、仕方ないので、壁に書いてある「ようこそエチオピアへ」というような写真を眺めて過ごします。

足止め解除後、通路を進もうとすると、「トランジットはこっちだ」という空港の職員の指示に従って行ってみたところ、国際線のトランジットに行ってしまい、さらに時間をロスします。結局、複数の空港職員に聞いてみたところ、国内便はターミナルが違うということがわかり、別のターミナルに行くバスを待ちます。しかし、バスに乗り込んだ時点で8時40分。ターミナルについて、手荷物検査をし、アクスム行のゲートに走りますが、ゲートのエチオピア航空職員によれば、既に飛行機は「Departured」とのこと。我々は唖然としますが、なぜか職員もびっくりしていて、職員二人でアムハラ語で何か話しています。

しばらくして、職員の一人から、次の飛行機を手配するからついていくるように、と言われたので、我々はやむなくついていくことにします。内心、こんなことが起きるのか…と思っていましたが、次の飛行機に乗れるようだと思って安心します。

職員は、我々を連れて、今まで来た道をしばらく逆走した後、行き先を変えてイミグラへ進みます。職員は、イミグラ職員に我々のパスポートを見せ、何かを告げて(彼らはアムハラ語で話すので、内容は全く分かりません。)、そのまま通過します。それでいいのか不安だったので、イミグラの手続はしなくていいのかと我々を引率する職員に聞くと、アクスムですればいいと言われます。今までの経験的にイミグラは最初に到着した地点でするような気もしましたが、職員が言うならそうなのだろうと思い、そのままついていき、国内線のチェックインカウンターまで移動します。

職員は、エチオピア航空のカウンターで、カウンターにいる職員と何か会話し、我々のパスポートと、アディスアベバまでのチケットの半券を見せています。その後、職員は我々にパスポートを返した上で、我々をカウンター近くのベンチに連れて行き、ベンチで待っていろと言います。そして、彼自身は、なぜかそのままカウンターの近くで、エチオピア航空のカウンターを利用する旅客の案内や手伝いをはじめました。

我々は仕方ないのでそのまましばらく待っていたのですが、一時間経っても何ら動きがありません。我々を引率した職員は、たびたび我々のところに来て、「No problem!」「Don’t worry!」と言いますが、本当に大丈夫なのかよと内心思ってしまいます。されど、我々も、待つほかないので、待っています。そうすると、今度はカウンターにいたエチオピア航空職員が来て、トランジットには一時間の余裕があったので、別の飛行機への振り替えには、500ブル掛かると言ってきますが、もちろん我々は問題ない旨を告げます。そうすると彼は、それでは待っていてくれと言い残し、去っていきました。

我々はいまだに状況をよく把握できていませんでしたが、空港の国内便の時刻表を見て、どうやら午後2時30分にアクスム行の便があることがわかり、それに乗せようとしているのだろうと推測し、待つことにします。


【写真:我々が待たされていたエチオピア航空のカウンター前】

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