エチオピア・ケニアの旅:2.香港国際空港

午後、香港国際空港は物凄く大きな空港です。我々はここで、深夜発のエチオピア航空アディスアベバ行に乗るため、12時間ほど時間をつぶすことになります。

超広大な香港国際空港





















成田を午前中出発した我々が香港国際空港についたのは午後の早い時間です。したがって、一万円ほど香港ドルに替えたうえで、まずはご飯を食べようということになります。空港内は、レストランやスタバが充実しており、どこで食べるか迷うくらいです。

我々は、結局、中国大陸で展開している味千ラーメンを頂きましたが、日本的感覚からするとあまりおいしいとは言えませんでした。中国ナイズされているのかもしれませんね。ただ、長居しても何も言われず、良くも悪くも従業員は客を放置という感じでした。なぜか、従業員は、客を席に案内する際だけ「いらっしゃいませー」と言っていました。レストランもスタバも、日本の空港価格より高いのは、香港の物価の高さゆえでしょうか。

夕食は、中国風のチェーンっぽい定食屋さんで頂きました。ここは量の割に値段がリーズナブルという印象です。

香港国際空港は世界でも有数のハブ空港です。そのためトランジットや我々のような飛行機待ちが多いからか、設備が充実している。イミグラの内外問わず、たくさんあるベンチ、充電設備、無料Wi-fi。ただ、冷房が効き過ぎていて寒いのが玉に瑕です。

出国までに終わらせるべき仕事を終わらせられなかった我々は、空港外に出ることはせず、イミグラの外のベンチで仕事をすることにしました。

すると、突然、東アジア系のおばちゃんに英語で話しかけられます。ずっと周りをうろうろして、ベンチで寝たり起きたりしていたので、不審だなと思っていた方だったのですが、どっから来たんだ・どこに行くんだと話しかけてきたのです。日本から来たと言い、観光で夜の飛行機に乗るとか言うと、彼女は韓国に夜の飛行機で戻ると言います。食事はしたのかと聞かれ、変な雰囲気を感じたので、さっき食べて満腹だと伝えます。そのうち、香港ドルを持っていないかと聞かれ、「What do you mean?」というと、荷物を全部預けてしまって香港ドルが手元にないので、食べ物を買ってくれないかと聞かれる。私は、我々は香港には滞在しないから香港ドルは持っていないよといって、以後相手にしないことにしました。そうこうしているうちに、彼女はどっかに行ってしまいました。いったいなんだったんでしょうか。

香港国際空港の充実した設備のおかげで、私は急ぎの仕事は何とか香港を離れる前に終わらせることができ、エチオピア航空のチェックインの長い列もクリアし、午後11時前に、イミグラを通過します。あとはひたすら待つだけ。エチオピア航空の飛行機の乗り場には、一見してアジア系ではない人たちが溢れ、既に雰囲気はエチオピアです。

ここで我々は、飛行機に乗る前に、秘密兵器を投入します。秘密兵器とは、「スコーロン」です。スコーロンは、蚊が嫌がる化学物質を練りこんだ繊維でできた服です。今回エチオピアケニアマラリアを回避したい我々は、この日のためにスコーロンを上下で準備していたのです(日比谷クリニックさんで買えます。)。私はエチオピアケニアともにスコーロンで通しました。

ただ、我々が買ったスコーロンは旧式だったのか、見た目は中学校の体育着のような、お世辞にもおしゃれとは言い難いもので、あとで自分たちの写真を見てややがっかりしたのは否めません。最近の物はおしゃれなものもあるようですので、もし興味のある方は購入を検討されてはいかがでしょうか。
http://www.foxfire.jp/scoron/products.html

ややステマ的になりましたが、とりあえず我々はスコーロンに着替え、エチオピア航空の飛行機に乗り込むのでした。ここからアディスアベバまで、おおむね12時間弱のフライトです。

いざ、アディスアベバへ。




























616211